乃木坂YMクリニック
肩こり・腰痛の種類特徴について

骨格のバランスが崩れて、筋肉に持続的に緊張もしくは酷使が起こることにより痛みが出現します。
徒手的に体の骨格・筋肉の拘縮を改善することにより、すぐに痛みが改善するケースが多いです。
病院ではレントゲンと薬だけ、整体に行ったら良くなったというケースはこれが多いです。
体のバランス・連動性が原因の場合
例:
腰:
一部のぎっくり腰、お尻の痛み、大腿の外側の痛み、腹痛、膝の痛みなど
肩・首:
肩甲骨の周りの痛み
首の真後ろの痛み、首の横の痛み
肘から手先まで響く痛み

筋肉・靭帯・腱が損傷・炎症が原因の場合。痛みは比較的に強めです。
ストレッチやマッサージ、物理療法ではあまり良くなりません。筋肉や靭帯・腱などに負担がかからない状態にして固定安静が必要です。
消炎鎮痛の薬など使いながら安静を維持し治す必要があります。
足の捻挫を思い浮かべてもらうとわかりやすいです。
筋肉や靭帯の損傷・炎症が原因の場合
肩甲骨の捻挫、頚椎捻挫、腰椎捻挫、一部のぎっくり腰、腰全体に広がる広範囲の腰痛、仙腸関節炎など

慢性的な肩こりや腰痛があると慢性的な炎症により筋膜やその周辺の組織が癒着もしくは動きが悪くなります。このような場合は自然に改善しない状況となるため何をやっても痛みがとれません。このような場合は注射にて筋膜リリースを行います。
針治療しか効かないケースはこのケースが多いです。また傾向として強くマッサージされることを好む人に多い印象です。
筋膜の癒着など慢性炎症が原因の場合
例:
数十年改善しない肩こり・腰痛
痛みが強く歩行困難など

もっとも見逃してはいけない原因です。このような場合は自発痛が強く、筋骨格に沿わない非典型的な場所に痛みが出るケースが多いです。また他の症状も合併していることもあります。整形外科と内科を両方普段から診療していると筋肉的なものとそうでないものの違いに気がつきやすいです。
筋肉・骨格以外が
原因の場合
例:
腰痛:
急性腎盂腎炎、尿路癌、膵炎、胆嚢炎、心臓弁膜症、大動脈乖離、腸腰筋膿瘍、椎体・椎間板炎、骨転移、帯状疱疹など
肩こり:
狭心症・心筋梗塞、胸郭出口症候群、パンコースト腫瘍(肺癌)、気胸、胸膜炎、骨転移など