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四十肩・五十肩について日頃思うこと

ここ最近、当院の自由診療というスタイルから四十肩・五十肩の患者さんがものすごい多いというわけではないですが、くる人はほとんどの人が1年、2年整形外科や整体、鍼治療など行ったり、有名な専門病院に行ってもよくならなかったという人が多いです。


 当院に受診して、定期的な受診(最初は1週間に1回や2週間に1回)、その後1ヶ月フォローを完遂し、さらに指示を守っていただく(しばらくは負担はかけない、家で注意しながらストレッチしてもらう)これをするとだいたい2ヶ月以内に関節可動域がほぼほぼ正常に改善する人が多いです。(夜間の肩の痛みなどは1回か2回ぐらいの受診で改善することが多い)


 肩関節周囲炎(いわゆる四十肩・五十肩)は世の中によくある疾患ではありますが、すごく治療するのが難しい疾患と考えています。難しいと言うか複雑。他関節炎が2次関数なら、肩は多次元関数です。当然同じ病気でも、ものすごく軽症なものから重症(というより複雑)なものがあります。


 肩関節注射をしただけですぐによくなる人もいるし、全然よくならない、リハビリに通ってもよくならないという人よく見かけます。治ったといって生活ができるぐらいまで回復しただけで関節可動域が完璧に戻っているわけではないケースもよく見かけます。


 このような事態を起きる原因として普段思っていることがあります。


①まず肩関節は他の関節よりも影響する要素が多いということです。


なので典型的な部位以外の場合は、治療介入されないことが多い。→すぐよくなったり、よくならなかったりを引き起こす


②そもそもなぜ四十肩・五十肩になったか言及できていない。


これこれが「こうなっているから痛くなったんですね、だからこうしたら痛くなくなりますよ」と説明できないといけませんというか説明できないと詳細まで治療できませんし、予防もできません。使い過ぎを原因とするなら、同じように働いている人はなぜならないのかを説明できないといけません。


③個体差を把握しないといけない。


同じように治療しても、関節の柔らかさやバランス、治療段階を加味して治療内容を

逐一変えなければならない。オーダーメイドが必要。


④早急に改善させることができずに、ダラダラ治療していると筋肉や関節の拘縮、癒着が起きてさらに治療が難しくなってくる。


⑤保険診療のシステム上質の高い治療は難しい。外来でちょっと見ただけで個人の状態を把握できるわけがない。整形外科の保険点数は非常に少ないため、外来回さないと経営成り立たないので無理。


⑥ドロップアウトする人が多い


死ぬ病気ではないのである程度動けば、もう病院には来なくなる。中途半端な状態でまた使って悪化することを繰り返しています。


このような要素がある。時間がかかり、オーダーメイド的な治療が必要となるため

私は自由診療のスタイルをしています。


当院では注射とストレッチ(一人ではできないオリジナルストレッチ多々あり)しか使わず、物理療法は使っていません(EMSや温熱療法など)。それでも治療できるため、いかに病態を正確に把握していることと、個人個人に合わせて状態を正確に把握し治療することが大事かがわかります。私の治療のイメージとしては肩関節に限らず、関節系の治療やバランス修正の治療の時は一個ずつロックを解除していくイメージでやっています。

機械の修理で言うと、一個ずつネジ外して、細部を見て油を刺したり、ネジを閉め直したりと言うようなチューニングに近いイメージ。

大雑把な治療のイメージは、機会全体にとりあえず油をぶちまけてる、部品を

ただ取り替えているようなイメージです。時にはこのような治療は必要ですが最終手段であるべきかなと思います。


今思えば、研修医時代にブロック注射した状態で肩関節を無理やし動かしてリハビリする方法とかは大雑把な治療だったんだな〜と思います(骨格のバランス上動かないはずのものを無理くり動かしているわけで、逆に悪化するやろと)。実際問題、麻酔下のリハビリで劇的によくなった人はあまり見たことないです(ちょっとは可動域は改善しているケースはありますが)、私の経験値低いせいでは他では良い結果を出してんるんですかね〜?


※当院に来られた患者さんが偶然よくなった患者さんかもしれないため、あくまでも参考までに。




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